時間は存在しない——脳が創る「今」というホログラム
時計のカチカチに縛られている「時間」の正体、量子脳理論とホログラフィック宇宙論から覗いてみたら。
🎙️ 第13回:時間は存在しない——脳が創る「今」というホログラム
今日は時間論、時間というものと私たちの脳との関係性、時間を私たちの脳がどう捉えているのか、というお話をしたいと思います。
私たちは、時計がカチカチと進むように、1日24時間、1秒1秒が決まっているという常識のもとで生きています。この世界は、その時計の1コマ1コマによって進んでいく時間で成り立っている、と教わってきました。
でも、もしこの「時間」というものが実は存在しないんだとしたら、どう思いますか?
実際に、時間は存在しないと言っている物理学者や脳科学者がいます。量子脳理論やホログラフィック宇宙論という分野です。最新の研究では、数学的に計算していくと、その方が説明がつく——時間は存在しないという理論の方が整合性が取れる、という数式が出されています。宇宙にはそもそも時間が存在しない、という考え方です。
これは、臨死体験の話にも通じます。意識がなくなり、いわゆる「あの世」的な場所へ行く、体から抜けて幽体離脱したような状態になると、何十年、何百年、何万年という長さの意識が一瞬だった、という話を聞いたことはないでしょうか。願ったことが瞬時に、思ったことが瞬時に起こる、という世界観です。これもホログラフィック宇宙論で説明できると言われています。
この理論に沿うと、宇宙には時間というものは存在しません。ただ、私たちの脳の中では話が違います。量子脳理論によれば、脳の中には「マイクロチューブル(微小管)」という管があり、その中で量子収縮の「パチン、パチン」という鼓動が絶えず起こっているそうです。
そのパチンとパチンの間に、マイクロチューブルの中で何らかの情報が決まり、その瞬間に新たな現実が生み出され、意識に浮かんでくる。私たちはその「パチン」の瞬間を「今」だと感じ、それが現実だと思っているわけです。
さらに、このパチンの瞬間、マイクロチューブルの中の量子は、どんなに遠く離れた場所の量子とでもエンタングルメント(量子もつれ)を起こします。距離は関係なく、今ここで起こったことと宇宙の果てで起こったことが同調する——そういう理論です。
つまり、宇宙に時間が存在しないのであれば、時間は「流れない」。宇宙にあるのは、静止した膨大な情報が敷き詰められた状態だけです。例えるなら、最初から最後まですべてのシーンが印刷された、1本の長い映画フィルムのようなもの。フィルムは単体として止まっているだけで、そこに流れも、動きもありません。ただ静止したデータとして存在しているだけです。
この静止したフィルムを「動くストーリー」に変えているのが、私たちの脳内のマイクロチューブルです。
普通の映画は1秒に24コマが切り替わっていきます。1コマ1コマは静止画ですが、連続して映ることで、人間の目には本当に人が動いているように見える。量子脳理論的に言えば、脳のマイクロチューブルのこの「パチン」という量子収縮の鼓動は、1秒間に約40回、多いときには数万回、数百万回という超高速で起きています。あまりに高速で「今」という静止のコマが脳内に映し出されるので、私たちの意識はそれを細切れだと気づかず、時間が過去から未来へスムーズに流れているという壮大な幻覚を体験しているのです。
映画も1秒に24コマ切り替わっているだけなのに、1枚1枚の静止画だとは見えません。それよりずっと速いスピードで、脳の量子マイクロチューブルの中の静止画は動いているので、私たちは「時間が流れている」という幻想を抱いてしまうわけです。
つまり、宇宙にある静止したホログラムから、自分の脳のマイクロチューブルを使って、自分でその映画を組み立て、上映し、自分の意識でそれを見ている。これが「現実は私たちの意識が作っている」という意味です。
宇宙の膨大なデータから、その映画を作っているのは私たち自身です。だから、どのコマを再生するかは、私たちが選ぶことができます。どう体験するかを決めているのは、100%あなたの脳と意識なのです。
だからこそ、望む未来を意識し、選びましょう。私たちにはそれができます。そこいらのコンピューターよりもずっと優れた脳を、私たちは持っています。現実を作り出すことができるのです。量子もつれを起こしているのだから、私たちの量子と宇宙にある現実は同調して反応する。脳はそれを受け取る映写機であり、どんな映画を映すかは、あなた次第なのです。
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